翌朝、何か用事があると言って出ていったアカギが居ない間に
涯は1人で特訓することにした。
まずは攻撃から。
死ぬほど恥ずかしかったが、エロ本屋へいき
店員を殴り飛ばしてエロ本を買った。(18歳未満だと売ってくれないというので)
涯 「(・・・・・
ペニスの性感帯は亀頭、竿と亀頭の付け根、裏スジ、
あとは玉袋もなのか・・・)
頭脳明晰な涯はスラスラ覚えていく。
涯 「(舌は強弱をつけて、くすぐるようにしたり、音を立てて舐めたり、
吸い上げながら裏スジを舐めるのは最高のテク・・・
これで貴方の彼氏もイチコロでしょう・・・フン・・・)」
余計な所は読み飛ばしつつさらに深いテクニックも記憶していく。
涯 「(男は男によって感じる場所が違います。まずはその性感帯を探すのが大切です。
首すじ、耳、お腹、腰、乳首・・・・
・・・・ここは関係ねぇな。フェラチオ勝負なんだから。
何々・・・玉と竿の付け根の間や太ももの付け根は極上の性感帯。
これは使えるな。覚えておこう・・・・」
攻撃方法の勉強終了。
あとは実戦で身につけていくことにした。
次は防御の訓練。
これはかなり訓練が必要だということが昨夜判った・・・
涯はパンツを下ろし、初めての自慰をしてみることにした。
ス、と握って、シコってみる。
昨夜のアカギとのイメージトレーニングだ。
何度か手を上下するだけで、すぐにイきそうになる。
必死で我慢した。
涯 「(俺って本当に弱いんだな・・・
アカギの言う通りだ。なんとしても克服しねぇと・・・」
涯は妥協しない。アカギのように萎える妄想をすることもなく
一番イきやすい環境でトレーニングした。
その環境とは、昨夜のアカギをイメージすることだった。
何故かは判らないが、アカギの事を考えるとペニスの硬度が急に増すのだ。
昨夜のアカギの感触を身体が覚えてるせいかもしれない。
涯 「(アカギ・・・アカギ・・・)」
あの端正な顔。口の動き。
そして最後にペロリと舐めた亀頭の感触。
涯 「・・・んんっ・・・!!」
涯は射精した。初の自慰だった。
ティッシュでふき取り、しばらく余韻にひたった休憩した。
その後、外出していたアカギが帰ってきた。
アカギ「よぉ。ただいまっ!
・・・? これ、エロ本じゃねーか。
しかも女向け。とうとうお前も変態になったか?」
涯 「うるせぇ。トレーニングしてただけだ。」
アカギのテンションが妙に高い。
外で何をやって来たというのだろう。
アカギ「じゃ、昨夜の続きで二回戦やろうか。
パンツ脱げよ」
涯 「何言ってんだ。次はお前からだ。平等にするって言っただろ」
アカギ「あーそうかそうか。じゃぁ頼むわ」
何のためらいもなくパンツをおろして寝転ぶアカギ。
涯 「(クソ・・・余裕ぶりやがって・・・
いつか勝ってみせるからな・・・!)」
アカギのペニスを咥える涯。
アカギ「・・・ふ・・・」
いきなりアカギは声を出した。
涯 「・・・?」
そのまま、先ほど本で学んだ知識を総動員させて
攻めまくる。
舌先で尿道をチロチロと舐めたり、亀頭を咥えて吸いながら舐めたり、
裏スジを舌でツーとなぞったり。
アカギ「んんっ・・・!・・てめぇどこでそんな・・・ あ・・・!」
アカギは乱れに乱れた。身体をくねらせ、艶のあるたまらない声を上げる。
そんなアカギを見て、涯は気がつかないうちに勃起してしまっていた。
涯 「(・・・何かが変だ・・・
昨夜のアカギとはまるで別人・・・
まさか、また何かの作戦か?
声を出したほうが苦しみが和らぐとか言っていたな。
こうやって思い切り乱れることで感度を和らげ、時間稼ぎをしてるのか!?
あるいは、こうやって俺を興奮させて
次戦で俺を倒しやすくしようとしてるのかもしれない。
いずれにしろ、早くイかせなきゃ・・・!)」
涯はさらに高等テクニックを使った。
玉袋をやさしく舐めつつ、指で玉と肛門の間あたりをくすぐる。
アカギ「あ・・・っ!涯・・・やめ・・・っ」
涯 「止めていいのか?お前の負けってことになるぞ」
アカギ「ぁ、はぁっ・・・、頼む、もっと手加減して・・・」
涯 「情けねぇな。手加減なんかすると思うか?
実戦でそんな言葉が通用すると思ってんのか?
早くイっちまえばいい。そうすりゃ楽になるだろう」
アカギ「ん・・・っ 誰 が・・イくもん・・かっ・・・」
涯はさらに攻撃を激しくした。
くちゅくちゅと音を立てながらフェラしつつ、玉袋をやらしく揉む。
アカギ「涯っ・・・!まじで止め・・・っ」
涯 「降参でいいんだな?」
アカギ「いやだっ・・・」
こんな感じでいつまでも続いた。
やはり何かがおかしい。
アカギの乱れる様子は演技には見えない。しかしこの耐久力はなんなんだろう。
最終手段と思って、アカギの服の中に手を入れてまさぐった。
アカギ「あ・・・は・・・っ・・!止め・・・涯っ・・・!」
髪を乱し、潤った目で懇願してくる。
しかし、イかないのだ。
目から涙が零れ落ち、猫のような喘ぎ声を出し、間違い無く本気で感じている。
けど、イかない。もう一時間以上たつ。
アカギ「ああぁっ・・・!も・・ダメぇ・・・っ・・・!」
結局、アカギが果てたのは3時間近くだった。
顎の筋肉痛に耐えながら涯は考えた。
涯 「(クソっ・・・!3時間・・・信じらんねえ。
あれだけ勉強してこれだけ努力してこれかよっ・・・
アカギも感じてた。感じてたにも関わらずここまで我慢し続けたってことか・・・
この男、見くびっていた。根性も並じゃねぇ。
またも俺の敗北ってことか・・・)」
アカギ「・・・ククク・・・もうお前に勝ち目はないと思うけど、
まだやんの?」
涯 「当たり前だ。さっさとやれ」
交代。
先ほどのアカギを見て、涯はすでにフル勃起してしまっていた。
アカギ「ククク・・・・最初からこんなになっちゃって。
可愛いなぁ。勝負をほったらかしてイジめてやりたくなるぜ」
涯 「くっ・・・・」
アカギ「けど、勝負は勝負だよな。
お前も随分腕を上げたみたいだし、今度は容赦しないよ。
5秒でイかせてやるぜ」
そう言うとアカギは涯のペニスに手をかけた。
涯 「(駄目だ・・・このままじゃ完全敗北だ・・・!
何か策を考えないと・・・何か・・・!)」
アカギが涯のペニスを口に含んだ。ストップウォッチスタート。
すでに勃起している涯のペニスを最初から全力で攻めるアカギ。
くちゅくちゅと音を立てながら亀頭・裏スジに舌を絡ませ
かつ凄いスピードで上下運動してくる。
涯 「ふ・・・あ、あ、 あぁっ・・・・!!!」
涯はあっという間にイきそうになった。
無我夢中でアカギの頭を掴んで引き離そうとする。
しかし離れないアカギ。
アカギ「(フィニッシュだっ・・・!)」
さらにスピードを上げるアカギ。
その時。
涯 「♪役立たずと罵られて〜〜 ♪最低と人に言われて〜〜
♪要領良く演技出来ず〜〜 ♪愛想笑いも作れない〜〜」
アカギ「・・・・!?」
瞬間アカギは理解した。
歌か!!歌で気を紛らわそうとしてるのか!!
涯 「♪劣等性で十分だ〜〜 ♪はみだしもので・・・」
アカギ「させるかっ!!」
光速の反応で涯の口に片手を突っ込むアカギ。
涯 「んんっ・・・!んーーーーーーっ・・・!!!」
涯は果てた。
7.9秒。まさに電光赤化のような戦いだった。
アカギ「・・・・ククク・・・・
3時間と8秒弱だぜ。
昨夜より差がついてるじゃねぇか。それも大差。
自分の甘さが判ったか?エセ天涯孤独のお坊ちゃんよ」
涯 「う・・・
ううっ・・・・
ちくしょう・・・ちくしょうっ・・・!!」
うなだれる涯の顎を持って、アカギが軽くフレンチキスをした。
アカギ「さて・・・朝っぱらから疲れたぜ。
次戦は明日でいいだろ・・・?」
涯 「待てっ・・・!!!」
アカギ「・・・ア・・・?」
涯がずんずんと近づいて来る。
アカギ「簡便してくれよ。もう3回戦ってか?
俺は疲れ・・・」
涯がアカギの顔に触れるほどまで近づいた。
アカギ「・・・・
な、なんだよ?
キスも平等って?別にかまわな・・・」
涯 「貴様・・・・
貴様・・・・
シャブ吸ったなっ・・・!!!」
涯が見ていたのはアカギの瞳だった。
シャブをきめると瞳孔が開くのでその確認をしたのだ。
アカギ「何だ。バレちまったか。」
そう。アカギは外出している間にそのへんの不良少年にかかと落としをくらわせ
持ってたシャブを奪い取り、吸って帰ってきたのだ。
シャブを吸うと性感は上がるがイきにくくなる。
アカギの長時間耐久のトリックはそれだった。
アカギ「ま、それでも俺の勝ちだぜ。
勝負に卑怯もクソもねぇって言っただろ?」
涯 「違うっ・・・!!!
勝負に卑怯もクソもない、それは学んだ。
俺が怒ってるのは、これじゃお前の訓練にならないってことだ!」
アカギ「・・・ハァ・・・?」
涯 「訓練は平等だと言っただろ!
それにもし実戦でお前、シャブ持ってなかったらどうする気だ?
これじゃ全くお前の訓練になってないぞ!」
アカギ「・・・・・・・」
涯 「とにかく!次戦ではシャブは絶対駄目だ!いいなっ!!」
アカギ「(やべぇ・・・シャブ禁止ときやがったか。
涯は格段に腕を上げてるし、俺も対して耐久力があるわけじゃない。
このままだと追い越される・・・・・)」
アカギは焦りを感じ始めていた。
ニ回戦 アカギ2時間56分37.2秒 涯7.9秒 アカギの勝ち
三回戦に続く。